2018年、8月26日、午後3時30分、美木多幼稚園、その門の前でしきりに一人の高齢者が幼稚園や、その周辺を見回している。何事だろう、声をかけようかなと思ったそのとき、カメラを取り出し、狙いを定めて、シャッターを切った。レンズの先に何があるのかと視線を移していくと、正門横に植えている樹齢100年以上の古木のサルスベリ、最後の力を絞るかのように紅色の花を満開に咲かせている。毎日通るがゆえにその変化に気づかなかった。その花の美しさをそのときまで忘れていた。目線が上まで行ってなかったのだろう。せっかくの精一杯のお化粧をしているのを見てやれなかったことで、申し訳ない思いでいっぱいだ。花の絶えることのない幼稚園、今までそのように考え、それなりに実行してきた。春夏秋冬、それぞれの季節にふさわしい花々がある。しかし炎熱の夏に咲く花が少ない。サルスベリはその中にあって、夏に咲く貴重な花、赤、白、紫、紅、で私たちを楽しませてくれる。美木多幼稚園のそれは美原町からで、この木のために門の周りにレンガで大きな植木鉢を作った。鳳幼稚園のそれは大きな株立ちを含めて2本、奈良の宇陀,室生から、諏訪森幼稚園に咲くサルスベリは河南町からそれぞれの幼稚園に運ばれてきた。現地に行って、植木屋さんから譲っていただいたものだ。
2018年8月5日、午前9時、イタリア・ミラノ中央駅、ヴェニス・サンタルチア駅に向かう列車内、大きな旅行用バッグを棚に上げるのを一身に協力してくれた見知らぬイタリア人に気を取られていた。その瞬間、カバンが開いているとの一言、一瞬盗られたと悟った。聞くとその男と女二人の三人組だったらしい。3万円相当のユーロと何枚かのクレジットカード、運転免許証等であった。パスポートは助かった。それにしても何秒かの瞬間であった。今まで何回か海外に行き、私はLAST MAN、決して盗られることはないと思っていた。ヴェニスにつくまでの間、クレジットカードの停止を要請し続けた。その中でVISAカードは親切であった。現金が必要だったらすぐに現地の銀行に送金すると言い、仮のクレジットカードを次の宿泊先に届けるという。その言葉通り、次のフィレンツェのホテルの受付にはUPSの航空便でクレジットカードが届いていた。ヴェニスの現地警察にも行ったが、毎日何人も来るそうだ。10年少し前にロンドンのボンドストリートで財布を落とし、ホテルに帰って気づき、管轄の警察に行くと、「これか」と言って、財布を出された。そのときのうれしさは筆舌しがたい。イタリア人は悪いのは不法移民だと言う。壁に「移民はもう沢山」の落書きがよく見られた。ほんとうはどうなのか?今回時間よりもお金優先でドバイ経由欧州のエミレーツ航空に乗ったが、アラビアの国というイメージを一新、時間の正確さ、機材の新しさ、それに乗務員の対応のよさであった。
幼児教育の無償化
消費税が10%になる事で、幼児教育の無償化が来年10月より実行される。具体的なことは大枠以外何も決まっていない。例えば無償化の金額の中には給食代、光熱水費、行事費等が含まれるのかどうか、預かり保育の場合無償化対象の11300円は働いていない保護者にも適応されるのか。来年度の保育料は今年と同様ですが、10月からは無償化が実現しない場合、4月と同じ保育料、無償化があれば、保育料の変更を行います。幼児教育の世界でも、年々優秀な人材の確保が難しくなり、それに伴い人件費の大幅な上昇になっています。それに設備、教材のよりいっそうの充実を図っていかねばなりません。子どもたちの未来を見据え、41年の経験を踏まえ、一歩一歩前進をしてまいります。
今月もご支援、お力添え宜しくお願い申し上げます。